
熊野三山へと続く祈りの道 熊野古道。
熊野三山とは、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社、那智山青岸渡寺の三社一寺の総称です。
古来より速玉が前世の罪を浄め、那智は現世の縁を結び、本宮が来世を救済するといわれ、過去、現在、未来の安寧を得るため、多くの人が熊野古道を歩き、熊野三山を訪れました。
熊野古道は、熊野三山のご利益を願う人々の足跡が残る祈りの道です。
熊野古道を語り部ガイドと一緒に巡ると、古道の歴史や見どころを楽しく学べて、熊野の暮らしに深く触れることができます。
(平成16年に、熊野三山を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコの世界遺産に登録されています。)
-目次-
■熊野本宮大社へ
■熊野速玉大社へ
■熊野那智大社・那智山青岸渡寺へ
熊野本宮大社へ






熊野本宮大社へと続く古道では、王子跡や石畳、神秘的な雰囲気の山々などが訪れる人を楽しませてくれます。
熊野本宮大社旧社地の“大斎原”は3本の川の中州にある聖地で、明治22年の大洪水までは、この場所に社殿があり、古来より皇族や貴族、武士や庶民など、多くの人々が熊野古道を通って、参拝に訪れました。
洪水での流失を免れた上四社は、明治24年に現在の場所へ移されました。(現在、大斎原には中四社、下四社、境内摂末社の神々がまつられています。)
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■熊野本宮大社へ
■熊野速玉大社へ
■熊野那智大社・那智山青岸渡寺へ
熊野速玉大社へ

熊野三山の神々が座って談笑したと言われています
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古来の熊野詣においては、本宮から川舟で熊野川を下り、熊野速玉大社へ向かいました。現在も川舟に乗って自然や歴史を感じながら下ることができます。(※新宮市熊野川町日足の川舟センターが乗船場)
新宮には熊野速玉大社をはじめ、御燈祭り(2月6日)やゴトビキ岩が有名な神倉神社や、秦の始皇帝の命を受けて渡来した徐福にも由来がある阿須賀神社があります。
また、熊野古道中辺路ルートでは唯一の海が見える熊野古道「高野坂」も歩きやすく、きれいな景色を楽しむことができます。
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■熊野本宮大社へ
■熊野速玉大社へ
■熊野那智大社・那智山青岸渡寺へ
熊野那智大社へ
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那智山青岸渡寺へ
補陀洛山寺 三重の塔と那智の滝 那智山青岸渡寺
本宮から熊野古道中辺路の難所とも言われる”小雲取越”と”大雲取越”を超えて那智山にある熊野那智大社と那智山青岸渡寺に辿り着きます。
この場所は、まさに神仏習合の象徴であり、古来からの信仰が脈々と続く聖地でもあり、熊野詣の最終地点です。
そして同時に、この那智山青岸渡寺は、西国三十三所巡礼の一番札所となっており、巡礼の旅の出発地でもあります。
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■熊野本宮大社へ
■熊野速玉大社へ
■熊野那智大社・那智山青岸渡寺へ
