日本遺産・世界遺産&ジオパークウォークプラン
日本遺産「鯨とともに生きる」熊野周遊モデルプラン➃
日本遺産「鯨とともに生きる」の舞台に加えて、その他の熊野のみどころを効率よく巡るモデルプランをご紹介。
熊野地方の中心都市・新宮では、さまざまなジャンルのみどころを巡るウォーキングを楽しもう。
世界遺産にも登録されている風光明媚な熊野古道高野坂を越えると、捕鯨基地として栄えた三輪崎へ至ります。
移動手段:徒歩
JR新宮駅を出発
紀伊半島の南端に位置する新宮市は、四方を深い森と熊野川、そして青く広がる熊野灘など豊かな自然に囲まれ、古くからの自然崇拝に根ざす『熊野信仰』が受け継がれています。
新宮駅近くには新宮市観光協会の案内所があるので観光情報をお手軽にチェックできます。


浮島の森
JR新宮駅から車で約8分
浮島の森は、約5000㎡の森全体が実は沼地に浮かんでいるという不思議スポット。
市街地に残された寒暖両性の貴重な植物群落は、国の天然記念物に指定されています。
寿司和食 まえ田でランチ
浮島の森から徒歩で約20分
生まぐろ、くじらなどの自慢の一品料理や、新宮、宇久井など地元漁港で水揚げされる鮮度抜群の地魚が味わえます。


熊野古道 高野坂
寿司和食 まえ田から広角側登り口へ徒歩で約25分
高野坂は新宮から那智山へ向かう巡礼者がたどった道。
往時の雰囲気をよく残し、世界遺産にも登録されています。
広角側から少し登ると王子ヶ浜のビューポイントがあるので小休止。
絶景を楽しみながら石畳が残る道を歩きましょう。
【日本遺産】羽指中建立の石祠
高野坂広角側登り口から徒歩で約20分
熊野古道 高野坂 道中にある金光稲荷神社の境内の一角には、古式捕鯨が行われていた時代に三輪崎の鯨方の羽指(鯨に銛を打ち込む人)が建立したものという石祠が残されています。
側面に「○○○組羽指中」とだけ読み取れる文字が彫られている様子を見ることができます。
この史跡は日本遺産の構成文化財「羽指中建立の石祠」として登録されています。


【日本遺産】鯨山見跡
羽指中建立の石祠から徒歩で約10分
熊野古道 高野坂を少し外れた枝道へ進むと、熊野灘を見渡すことの出来る開けた場所に出ます。
この沖を見るには絶好の場所が、日本遺産の「鯨山見跡」。三輪崎(現新宮市三輪崎)を本拠とした三輪崎鯨方が鯨を見張っていた、古式捕鯨にとって最重要の場所です。
この地で、昔の人は鯨を見張り、発見すると狼煙を上げるなどして、沖の船団に合図を送りました。
【日本遺産】孔島厳島神社の石造物(孔島・鈴島)
鯨山見跡から徒歩で約30分
坂を下ったら、海沿いに進んで三輪崎漁港へ。漁港の前には、ジオパークの孔島・鈴島が浮かんでおり、どちらも防波堤伝いに歩いて行けます。
鈴島は大自然が造り上げた複雑な地形が見もの。
孔島には、三輪崎や太地の鯨方が奉納した法華塔や石灯籠が残っており、「孔島厳島神社の石造物」として日本遺産に登録されています。


【日本遺産】三輪崎八幡神社の石灯籠(三輪崎八幡神社)
鈴島から徒歩で約20分
三輪崎八幡神社境内には鯨方の太地与一という人が奉納した石灯籠が残っており、鯨方の信仰を今に伝える史跡「三輪崎八幡神社の石灯籠」として日本遺産に登録されています。
また同じく日本遺産の「三輪崎の鯨踊」はこの神社の例大祭で演じられるものです。
JR三輪崎駅で終了
三輪崎八幡神社から徒歩で約10分
ウォーキングの最後は三輪崎駅へ。
この後は電車やバスで新宮方面にも勝浦方面にも移動できますので、熊野三山の熊野速玉大社や熊野那智大社へ足を延ばすなど、地域の観光も可能です。

●本プランは日本遺産「鯨とともに生きる」総合ガイドブックでもご紹介しています。